1. 心の在り方
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母が長年、私に言い続けた言葉

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『自他共にかかわらず、自分自身に与える言葉には強い影響力がある。与えるのなら良い影響を与えよう』

1996年、私が小学5年生にあがったときのことです。

その頃あたりから母は勉強、特にテストの結果について、よく気にかけるようになりました。

「あなたはやれば出来る子なんだから、しっかりやりなさい」

母は口癖のようにこう言っていました。

正直、私はあまり勉強が出来る方ではありませんでした。
というより、単純に勉強が好きになれず、テストのための予習・復習の類いをよくサボっていました。

勉強をしていないのだから当然テストで良い結果を出すことなど出来ません。

しかし、ある時テストで良い点をとってやろうと熱が入り、復習をしっかりと行ったのです。

すると、あろうことかテストでかなり高得点を取ってしまったのです。

その結果、私は母から口癖のように「やればできるのだから」と言われ続けることになりました。

私は母のこの言葉にうんざりとしていました。
私にはわかっていたのです。
テストはたまたま良い点が取れただけで、自分は勤勉な人間ではないということが。

勉強をしようと思ったのは単なる気まぐれで、やればできるといくら言われたとしても、そもそも勉強をやろうと思わないのですから、意味がないのです。

「やればできるといくら言われたところでやる気がないのだから、出来ないよ」

そう母に反論を続けましたが、それでも母は

「あなたはやれば出来る子なのだから、しっかりとやりなさい」

と言いました。

中学生になった頃、さすがに全く勉強しないのもよくないと思った私は、テストの前日だけは勉強することにしました。

いわゆる一夜漬けです。

すると、一夜漬けにも関わらず、テストでそこそこの点数を取ることが出来ました。
得意な科目になると高得点を取ることもありました。

「もしかしたら、自分は本当にやれば出来るやつなのかもしれない」

私は母から言われた言葉に浸り、自惚れていました。

母はそれでも喜び、

「ほら、言ったとおりでしょ?あなたはやれば出来る子なのだから、しっかりとやりなさい」

と言い続けました。

高校生になった頃、受験を終えた私はまたしてもまるで勉強のしない子にあと戻りしました。
テスト前の一夜漬けだけは行っていましたが、時にそれすらもサボり、平気で成績「1」を取ってしまっていました。

母は怒ることなく、

「あなたはやれば出来る子なのに、もったいないわね」

と言いました。

この頃になると、やっても出来ない問題も増えてきたため、私はまた反抗するようになりました。

「やってもできないから。もうやめてくれ」

時には、ひどい言葉を投げつけて反抗する日もありました。
それでも、母はことある度、この言葉を言い続けました。

私は何度言い続けてもやめない母に、ほとほとうんざりとしていましたが、胸の内では

「もしかしたら私は本気でやれば出来るのかもしれない」

と思っていました。

本気で勉強に取り組んだ時には、いつも良い点が取れていたからです。

結局、母のこの口癖は私が専門学校をビリで卒業する20歳まで、ずっと言われ続けました。

それから10年が経った今、最近になって私はあることに気がつきました。
いまだに私は自分のことをあまり勤勉だとも、頭も良い方だとも思ってもいません。

しかし、なぜだかはわかりませんが、根拠もなく自信が溢れてくるのです。

これは社会人になってから今日まで、持ち続けています。

やったこともないにも関わらず、「やれば出来る気がする。」と、できる気がしてしまうのです。

もちろん出来なくて、失敗してしまうこともしばしばあるのですが、それでも何かにチャレンジをしようとするたび、できる気がする。と自信が湧いてくるのです。

そして、つい最近になってようやくこれが母から贈られた教訓だったということに気がついたのです。

当人にはそのような気など、毛頭になかったかと思いますが、母が口癖のように言っていた

「あなたはやれば出来る子」という言葉は自然のうちに私の潜在意識の中に刷り込まれていました。

その結果、私は「やれば出来るんだ」と根拠のない自信を持ち続け、どんなことにも果敢に挑んでいけるようになったのです。

本日の教訓

■人からであれ、自分からであれ、自分にかける言葉には細心の注意を払おう

当人はそうではない。と思い続けていても、同じことを言われ続ければ、自然と潜在意識の中に言葉が刷り込まれる。

たとえ、それが冗談半分の言葉だったとしても。

悪い言葉を受け続ければ、やがて心身はむしばまれる。逆に良い言葉を受け続ければ、それはプラスの影響を与える。

あなたは普段自分自身にどんな言葉を投げかけているだろう?
周りの人からどんな言葉を投げかけられているだろう?
普段どのような言葉を目にしたり、耳に取り入れているだろう?

良い言葉を自分に投げかけるように、見聞きするようにしよう。

反対に悪い言葉の発生源からは遠ざかるようにしよう。

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