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大の苦手だった上司に教えられた貴重な教訓

『耳の痛い話は頭の片隅に置いておこう。今すぐに理解できなくても、何年も後に理解できるようになることもある』

8年前、私が営業マンとして働いていた頃、私にはまったくタイプの異なる二人の上司がいた。

論理的思考を持つ上司(仮にノバラと呼ぶ)と直感的思考を持つ上司(仮にカノと呼ぶ)だ。
私はこの二人の上司のことを今でも忘れることはない。

私が勤めた会社は全国に支店を持ち、支店の営業部はどこも2つないし、3つのチームで構成されていた。
配属された支店は2つのチームに分かれていた。そのチームのリーダーを務めていたのが、ノバラとカノだ。

私は昔から遠慮なく接することができるという理由から体育会系の熱意ある人に心惹かれる傾向にあった。そして、それはたいていが直感的思考の持ち主であった。直感的思考を持ったカノの下で働きたいなと思っていた。

しかし、私の希望を潰すかのごとく論理的思考を持つノバラの下で働くこととなった。
私はノバラが苦手だった。

今日はそんなノバラのことを話そう。
ノバラはいつも要求が厳しく、常に最高を求める人物だった。

どんなことをしても褒めることなく、周りから評価されていたとしてもノバラだけは認めない。

「俺を納得させるようなものを持ってこい。俺みたいな一番難しいやつに合わせておけば、どんな人にも通用する」

ノバラは事あるごとにこう言っていた。
私は内心、そんなこと言うのはあんただけだよ。と憤慨していた。
というのも、他の人には評価されていたのにノバラにだけは絶対合格点を出してもらえなかったからだ。

顧客への提案資料、プレゼン方法、電話応対、何もかもダメだと言われ続けた。

あまりの要求の高さに説教を聞いている最中に我慢できなくなり、悔しくてぼろぼろと涙したこともあった。
いつかは納得してもらう!と意気込んでいたが、ついにその日を迎えることはなく、私は社を去っていった。

8年経った今、私はノバラが言っていたことをようやく理解できるようになった。

難しいものからランクを落として簡単なものをやることは出来るが、普段簡単なことをやっている人が難しいことをやることはできない。
それは普段行っていることが自分のレベルの最上点だからである。自分のレベル以上のものを出すことは出来ない。

だからこそ、常に自分のレベルは高い位置を目指さなくてはならないというわけだ。

ノバラはこのことを伝えたかったのだろう。
当時の私には素直な受け取る度量がなく、憤慨してしまったが、今なら分かる。

最上のものを目指し、自分を高めていくことは間違いではない。自分のためにも役に立つアドバイスなのだ。
まずはじめに難しいことを習得し、そこから対応するレベルに臨機応変に合わせていけば良い。

ノバラは苦手な上司であったが、最高のアドバイスをくれたことに変わりはない。

本日の教訓

■どんな相手にも対応できるように高いスキルを身につけよう

相手はノバラのように要求の高いことを言ってくる相手かもしれない。もしノバラを攻略することが出来たら、いかなる相手でも対応できる力を身につけているだろう。

初めから低い山を登ろうとしてはならない。高い山を登ることを意識していれば自然と低い山も登れるようになっている。

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