楽しく読めて好かれる、心を動かす物語

  1. 心の在り方
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悩みや問題に蓋をして目を逸らさない

『常に現実を見続ける勇気を身につけよう。辛いことも多いが、現実を直視し続けることはあなたの糧になる』

今だから言えることだが、私はオンラインショップが無くなるずっと前から船が暗礁に乗り上げそうだとある程度、予知していた。

にも関わらず、私は2年近くも無為に解散を引き伸ばしてしまった。

ショップを立ち上げたばかりの頃、私たちはすぐ問題に直面した。

それはコンセプトやサービスの説明が上手く出来ないという問題だった。コンセプトはシンプルで鋭く突き刺さるメッセージで説明できなければならないとはよく言う。

だが、何度説明文に変更を加え、鋭く分かりやすい言葉をひねり出そうとしても、メッセージはぼやっとした抽象的なものにしかならなかった。

実はこの時点で私は大きな不安を抱えていた。
コンセプトが上手く説明できないため、どうやって商品を売り込んでいけば良いのか具体案が何も思いつかなかったのだ。

過去にも販売に携わったことはいくらかあったが、その時にはコンセプトが具体的に説明できた。商品の良さをイメージした文章もポンポンと思い浮かんでいた。

だが、コンセプトが上手く説明出来ない商品となると何も具体案が思い浮かばないのだ。

どう攻めたらいいのだろうか。
売り込み方が分からなければ、全てが上手くいかない。

この悩みは早々に解決しなくてはならなかった。しかし、解散するまでこの悩みが解決されることはなかった。

私はこの悩みが発覚した時点で撤退すべきだった。自分でもこの時、暗礁に乗り上げそうなことは自覚していた。
だが、私は決断できなかった。

私は怖かった。

夢を失うこと。
周りから失望の目で見られること。
共同パートナーをがっかりさせること。

私が辞めると決断すればこれらのことが一気にのしかかる。そのことがどうしても怖かった。
その私欲にどっぷりと浸かり、恐怖を塞ぎ込んで見ないようにした。

恐怖の元となる悩みを解決させるために対策は打ち続けた。しかし、本当に解決させるためには私欲から抜け出し、現状を受け入れ、撤退することだと頭では知っていた。

だが、私はついに最後までその決断を取ることができなかった。
そして、そのまま2年もサイトを継続させ、解散したのである。

私があの時自分の弱さに勝ち、撤退を即座に決めていたら、2年間も見込みのないことをパートナーにやらせずに済んだ。

立ち上げて早々に撤退を決めるのは恥ずかしいなどという欲に溺れるのではなく、ダメだと思ったら早々に決断をするほうが良い。
早過ぎれば、努力が足りないなどの批判があるかもしれないが、気にする必要はない。
無為に引き延ばすことの方がよっぽど悪質だ。

それよりも新たなことに時間と労力を注いだ方が次の道のためになる。

本日の教訓

■欲に溺れず、現実を直視せよ

すぐに辞めたのでは顔が立たないなどという気持ちは何を行なっても出てくる感情であろう。
だが、直感的に合わない・上手くいかないとわかったのなら早々に撤退しよう。

そういうものにいくら時間や労力を投資しても返ってくるメリットは小さい。それよりも次の目標を立てて、その努力をした方がはるかに建設的なのである。

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