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なぜ我々は納豆にタレをかけるのかがわかれば、サービスが加速する

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なぜ本質的にはタレを使わずに食べた方が健康にいいのに、我々は納豆にタレをかけて食べるのか。これはビジネスにも通ずる本質である。

我々は常日頃から矛盾と戦っている。
本質的なことで言えば、どのような食べ物も素材の味そのままで食べたほうが、体に良いに決まっている。それはどの食材をとったとしても、そのほとんどで言えることであろう。

このことは誰もが知っているはずなのに、私たちは調味料を使う。

なぜか?

先日、私は納豆を食べている時にこのようなことを思った。

普段、納豆を食べるときはタレを使う。ごく当たり前のことである。
特に気にした様子は何もない。ただ私にとって、それは少し特殊なことであった。

というのも私は一時期、健康にすごく気を使った時があり、納豆のタレは使わないと決め込んだことがあった。それは、納豆のタレは糖分が多く、身体に良いとは言い難いという情報を得たからだ。

私は実践した。
しかし、控えめに言って、いやはっきりと言って美味しくなかった。

それでも続けた。
だが、納豆の臭み、苦味、それ以外何も感じさせない、まさに納豆そのものといった味に食べているのが辛くなるほどだった。時には塩をかけたり、オリーブオイルをかけてみたり、醤油だけ垂らしてみたりと行ってきたが、それでも美味しいとは言えぬ味であった。

独特の苦みが口に広がるのだ。

納豆の種類も変えてみた。
ワンパック100円未満のものではなく、以上のものにして実践してみた。

しかし、それでも美味しい!とハマるものはなく苦痛であった。
もういっそ納豆を食べるのをやめてしまいたい。はたまた、タレをつけて食べたい。そう思った。

だが、だがしかしだ。

健康のためを思うたら、タレなんてものをつけずに食すのが最も良い。
そうではあるまいか。

私はそう思うた。
また、納豆を食べている時にこんなことを思った人はいったいどの程度いるのだろうか?とも思うた。

いや、そんなことはどうでもいいんだ。

納豆にタレをつけてあまり健康的とは言えぬ状態で食すのか、不味くてしんどいけど健康的だという状態で食すのか。どちらにすべきかということだ。

私はあれこれ試した結果、納豆はタレをかけて食べたほうがいい。と結論を出し、元の食生活に戻っていった。

さて、先にも述べたが、納豆を食べる時にタレをかけるべきか。それともかけぬべきかということでこれほど考えた人はどの程度いるだろうか?

いや、そんなことはどうだっていい。

それよりもここで気がついたことがある。
なぜ納豆にはタレが付いてきてかけるようになっているのか?ということだ。

これに付いてどれほど考えたことがあるだろうか?
おっと、無限ループにハマりそうである。

まあ、とにかくだ。
答えは単純。

タレをつけて食べるのが美味しいからだ。

つまり、いかなる素材でも調理・調味をしてあげることで、選んでもらえる確率がものすごく上がる。ということだ。

たとえ、健康の面で評価が10から9に落ちたとしても、それによって継続性が上がるのだとしたら、そちらの方が長期的な期間で見れば良い。ということなのである。

これは何かに似ている。そう思わないだろうか?
そう、サービスの提供だ。

たとえば、マッサージにたとえてみよう。

サービスの本質的な価値で言えば、体に刺激や気持ちよさなどを与えずに直してしまう方が絶対に良い。しかし、快楽的要素を与える方が結果的には満足度が上がる。

髪切り屋も同様だ。

10分カットなどというものがあるが、髪を切るだけならその方が効率的だ。
しかし、選ばない人はそれ以外の付加価値を求めていっている。

会話であったり、ヘッドスパであったり。

文章も同様である。

正論ばかり伝える論文のような文章は効率的だ。
だがしかし、文章に面白さを加えるのはそちらの方が読みやすいし、飽きないからだ。

ビジネスの本質を追い求めることは当たり前だが行っていかなくてはならない。
ただ、それだけでは足りないのかもしれない。

そんなことを納豆のタレから学んだ。
本質的な価値に加えて、相手が求めている価値との融合。

納豆とタレとの融合はネバネバするだけではなく、旨味が絡まり合う相乗効果(全然上手いことが言えない。美味い話なのに)。

本質にエンタメを加えてあげるから、素材の良さを引き出すスパイスとなるのだろう。
ビジネスに本質は欠かせない。しかし、相手が求めているものをブレンドしてより良いものにして行く必要があるのだろう。

そんなことを納豆とタレから学んだ。

さて、このようなことをどれほど真剣に考えたことがあるだろうか。
いや、そんなことはどうでもいい。

最低な組み合わせだが、納豆にマーガリンは最高に美味い。
ただ、あまり理解されたことはない。

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