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  1. ゲームに学ぶ人生戦略
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幾重にも重ね掛けられた戦略

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『戦略はいつでも見破られていいように2重3重にかけておくのだよ。それが勝つ秘訣というものだ』

とある休日、夢幻と博識は久しぶりに一緒にゲームをして遊ぶことになった。

「博識、久しぶり!
…どうでしょうか?早速ですが、あっしと一戦交えてはいただけないでしょうか?」

シュッシュッと剣を振り回す動作をしている。

「奇遇ですな、夢幻丸殿。私もちょうど同じことを思っていたところなのですよ。いっちょやりますか」

ブンブン。博識も剣を振り回す動作をした。

「げへへ、そうこなくっちゃ。博識殿と随分会ってない間、あっしもかなり鍛えやしたからね。負けやせんぜ」
「望むところでござる。どれほど成長したのか、手合わせ願おう。では、いざ尋常に勝負!」

ショートコントを繰り広げたのち、夢幻と博識は対人戦バトルを開始した。

先手を取ったのは博識だった。
博識が仕掛ける。

しかし、待ってましたと言わんばかりに夢幻が捌く。

「その戦法は知っていますぜ。博識殿」

「…」

特に気にする様子もなく、次の手につなげる。
「おっと、そう来るのも周知のとおり。かわし方はわかっておりますぜ。残念でしたな、博識殿。ここから反撃させてもらいますぜ」

と、夢幻が次の攻撃に移ろうとした瞬間、博識のさらなる攻撃が猛烈な勢いで夢幻を襲った。

「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ!!

そんな攻撃は知らないーーーー。わわわわわわ。

やられるーーー」

結局、夢幻はなんの手出しもできないまま、バトルが終了した。

「負けた。防ぎきったと思ったのに」

夢幻は口をあんぐりと開け呆然としている。

「ふふふ、惜しかったな夢幻。だが、お前に策を読まれるのは、前提の上なのだよ。

真の戦略家は策が破られることを想定して、読み手の上の上をゆく。もちろん、破られなくとも、倒すことはできるがな。

読まれようが読まれまいが、何重にも策を重ねておく。これが真の戦略家というものだよ」

勝った博識が饒舌に語っている。

「むむむー。あそこからまだつながるとは思っていなかったよ。まさか最初の2撃がおとりだったんて」

「真の戦略家は切り札を最後の最後まで明かさないものなのだよ」

「むー。よし、もう一回やろう!」

「何度やっても結果は同じだろうがな。ガハハ、かかってきたまえ!」

「調子に乗るなよ、博識!いざ再戦!」

本日の教訓

■戦略は見破られることを念頭に何重にも策を講じておこう。

一つ一つ戦略が論破されてから策を練るようでは、対応が遅れ後手に回ってしまう。

この戦略の次にはこちらの手で追随していこう。と、あらかじめ策を練っていれば、常に先手を取ることができる。

思惑どおりに進まないのが普通だが、それでもあらかじめ策を講じておけば役に立つ。

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