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『リーダーシップとは、本来誰にでも持ち得ている能力だ。ただ人それぞれ、その能力の発揮の仕方は異なっているということを置き去りにしてはならない。大事なことは自分自身に自信を持つことだ』
昨夜は経営判断のお話をしましたが、私が経営書を読み始めた時期からともによく読んでいるものがあります。
それはリーダーシップ・リーダー論に関しての著書です。
経営面だけでなく、人を束ねるリーダーとして、人を導くにはどう行動すべきか。その方法を探っていました。
私は経営者は常に表立って、講演会やスピーチをしなくてはならない。カリスマ的存在でなくてはならない。
と、思い続けていました。
私は文章を書くことは好きですが、人前で話すことが苦手です。カリスマ性もありません。出来れば表にも出ずにひっそりとしていたいと思っています。
思い描く経営者(リーダー)像と現実とのギャップに私は「経営者として向いてないのではないか。スピーチをするのはかなりエネルギーが必要だな」と思っていました。
経営に関しては好き嫌いで判断しても良いことを学んでいましたが、私は自分自身のリーダーシップに自信を持つことが出来ませんでした。
「意思決定もよく迷うし、これでいいのかな。。」
京セラ会長の稲盛和夫氏の著書、SoftBank会長の孫正義氏の著書など、数々のリーダーシップに関する著書を読みましたが、自分のやり方に確信を持つことはできませんでした。悩み続けていた時、「リーダーシップの哲学」という著書に出会いました。
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昨夜紹介した「好き嫌い」と経営と著者は違うものの形式がかなり似ていたのです。
こちらの著書は藤森義明(LIXIL社長)、澤田道隆 (花王社長)、玉塚元一(ローソン社長)など、日本を代表する12人の経営者に、それぞれのリーダーシップについての考えをインタビューしたものでした。
私は読み始めてすぐに、「好き嫌い」と経営を読んだ時と同様の感覚を覚えました。この著書では私が思い描くリーダー像とは異なるリーダーシップの様子がいくつも紹介されていたのです。
例えば、カリスマ性ではなく後押しをするタイプで皆を引っ張っているリーダー像もあるということです。
この時、私は経営判断だけでなく、リーダーシップも多種多様で良いのか。スティーブ・ジョブズや孫正義のようなカリスマ性がなくてもいいのか。
「そのやり方が好きなら、それでいいのか」
と思えるようになりました。
その時、またしても私の中の凝り固まった考えが一つ消滅したのです。
リーダーとは他の人の真似をするのではなく、独自のスタイルを貫けば良いということをこの著書は私に教えてくれました。
こうして私は自分自身のリーダーシップに誇りと自信を持てるようになったのです。
本日の教訓
■最高のリーダーシップとは、己であり続けること
経営判断が多種多様、好き嫌いで判断しても良いように、リーダーシップも多種多様、どのリーダースタイルが自分に合うか(好きか)で判断しても良い。
リーダーシップに答えはないのだ。リーダーシップも好きだと思うやり方をやれば良い。