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当たり前を見直すことが効率アップの鍵

『古くからの体制は疑われることなく、繰り返される。たとえそれが不必要なものになっていたとしても』
今から2年前。私は尊敬する経営者からある貴重な教訓をいただいた。
私が何年も前からそれを行うのが当たり前だと思っていたことに「待った」をかけたのだ。
その経営者は長年ネットショップの経営を行っている。ショップを立ち上げた当初、マニュアルや教科書に書かれた通り運営を行っていた。

ニュースレターを出しましょう。
送料無料設定をやりましょう。
お客様にご満足いただくために決済方法を増やしましょう。

その経営者は言われた通り、すべての方策を実施した。
次第にお店が人気になってくると、それに伴い負担も大きくなっていった。

特に大きかったのが、決済の確認作業だった。

銀行振込の場合、決まって15時に入金の確認。
ご注文から7日間、未振込の場合の入金催促。
代金引換、未受け取り客への対応。

これらの対応は経営者から時間を奪っていった。

それだけではない。
ルールを守らない客のために、仮在庫を抑えたり、代金引換拒否の返品といった機会損失も生じていた。
これは経営者を悩ませる問題であったが、毎日の決まりきったことであったので、仕方なく対応していた。

その負担がピークに達した頃、その経営者はある決断を行った。
「クレジット決済以外の決済方法を全て廃止する」

それは、それまでの常識に反する取り組みであった。教科書には売上増加のため、決済方法を増やしましょう。と書いてあったのに対し、全く逆の方策だったからだ。

そんなことをしたら、売り上げが激減するのでは?そういう考えもあったが、それよりも作業効率の低下の方がこの経営者にとって重大な問題であった。そのため、古くから皆が当たり前のように取り入れている方策にメスを入れたのだ。

そして、その方策は見事に成功した。
私はこの話を聞いた時、ある質問をした。

「売り上げと効率はどうなったんです?」

その経営者は言う。

「売り上げは確かにほんの少しばかり落ちた。しかし、それを上回るほど効率が向上したのだよ。
導入前と後では実に4割もの時間を削減することができた。

いちいち確認する手間。
入金催促の手間。
受け取り催促の手間。

これら全てがいらなくなったのだからな。
そして、当たり前だが、キャンセル率も以前に比べて、ごく僅かとなった。

なぜこんな簡単なことに気がつかなかったのだろうとびっくりしたよ。
当たり前のようにやっていることを見直すのは難しい。しかし、見直す価値はあるものだ」

と、その経営者は優しく私に教えてくれた。

メスを入れる必要のない常識的なことにこそ、疑いの余地があるのかもしれない。

本日の教訓

■皆が当たり前のようにやっていることにメスを入れてみよう

本当はもうすでに不必要になっているのにもかかわらず、以前からやっているから。という理由だけで取り組んでしまっていることはないだろうか?

そのように当たり前のようにやっていることに対して疑問を投げかけてみよう。

もしこれがなかったら、どうなるのだろうか?
なぜこれが必要となるのだろうか?

と投げかけることで、思いもよらないイノベーションが起きるかもしれない。

古くから習慣化されているものに疑問を持とう。

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