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具体性のかけた2人のマネージャー

『具体性の欠如。それだけでプロジェクトが全く進展しなくなる。特に期限は具体的な方が良い』

あるところに二人のマネージャーがいた。
彼らは新しいことにチャレンジしようと試みており、その会議を行っていた。

会議は順調に進み、課題の深堀をすることも出来た。
しかし、あと一歩というところでこれというキーワードをしぼり出せずにいた。

その後しばらくマネージャーたちは考えにふけったが、答えにたどり着くことができなかった。

マネージャーの一人が言った。

「これ以上やっても答えが見つかりそうにもないな。少し時間をおいたほうがよさそうだ。今日の会議はここまでにしよう」
「ああ、確かに。君の言う通りだ。これじゃ埒があかない。お互いの考えを一度熟成させよう」

ともう一人のマネージャーが応じた。

それからしばらくしてマネージャーの1人が会議のことを思い出した。

「そういえば、あの件について何か案は出たかな?」

マネージャーはもう一人のマネージャーを呼び出し、その旨を伝えた。
もう一人のマネージャーはいけないすっかり忘れてた!と声を大きくした。

「ところで君は何か思いついたかね?」

もう一人のマネージャーが尋ねると先のマネージャーと同じ返答をした。

「それが一向に進んでいないんだよ。また次回にしよう。次までには必ず案を出すぞ」

二人は互いに顔を見合わせ、その場をあとにした。
また数週間が経ち、二人はプロジェクトが一向に進んでいないことに気がついた。

「はぁ、これじゃすっかりお蔵入りだ。また、やっちまった。どうしていつもこうなっちまうんだ」

マネージャーが神妙な面持ちで言った。

「ああ、これは真剣に考えないとまずいな。いったいどこが悪いんだろう?」

もう一人のマネージャーも同調した。
二人のマネージャーは問題を探ろうと話し合いを始めた。

「そうだな。そもそも問題が難しすぎたんじゃないかい?」
「妥協していては本当の問題を解決することはできない」

「そうか。問題はその日のうちに解決しなきゃいけなかったんじゃないかい?」
「いや、あのままでは問題の核心にまで到底辿り着ける気はしない。熟成期間は必要だ」

「うーん、わからないなぁ。この問題も次回に繰越か?ってこれもいつの間にかお蔵入りしちゃったりしてな。ははは」
「…それだよ!」

急に一人のマネージャーが声を張り上げた。
「俺たちはいつもそうやって問題を先延ばしにしてた」
「えっ?だってさっき君はその日のうちに解決しなくても良いって言ってたじゃないか」
「ああ、確かに言った。だがな、大切なことが抜け落ちていたんだ」
「大切なこと?」

「そう、大切なこと。それは問題を考える期間を設けなかったことだ。

俺たちはいつも次回までに考えてきてと言うだけで、具体的な日付を全く決めていなかった。
だから、また今度考えればいいやといつまでも問題を先延ばしにしてしまったんだ。

これがいけなかった。次回をいつにするか具体的に決めなきゃいけなかったんだ。
次回がいつになるのかが分かっていれば、自然と追い込まれて答えを考えるはずだ」

「よし、早速やってみよう。では、この課題は1週間後まで考え、再会議を執り行う」

「ああ、確かに今まではいつまでにというのが明確になかったから、ついついまた今度でいいやと思ってしまっていた。

明確な日付を設定するのはいいね。よし、もう一度考えてみるよ」

その1週間後、ついに二人のマネージャーは問題の解決方法を探し出し、プロジェクトを次に進めることが出来たのであった。

本日の教訓

■具体的な期限を設けよう

いつまでにという具体的な期限がないとつい後でいいやと先延ばしにしてしまいがちだ。

そして、プロジェクトがいつまでたっても始動しなかったという経験はないだろうか。

そうならないためにも、このダイエットは1ヶ月後までに3キロの減量など具体的なものにしよう。

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