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一言で伝わる皮肉のインパクト

【女性なのにすごい】

よく物語を学んでいるとアマチュア作家は説明が多いと書かれている。確かにそのとおり。私自身、これではきちんと伝わっていないかも?と説明することが多い。しかし、説明の多い物語は面白くない。

説明ではなく、行動や描写で表さなくてはならない、そう書かれているのだ。これも納得できる。ただ、それを短いセリフなどで表せとなるとものすごく難しい。

そんなたった一言で全てが伝わるほどの言葉なんてあるのだろうか。

自分に体現出来ずに困っていたのだが、私はついにそのヒントを見つけることができた。

それはつい先日のこと、ある女性と会話したこんな一コマから見つけることができたのである。

その女性とはある女性経営者の話をしていた。

とはいえ、その女性経営者は最近なったばかりでその女性の先輩であったそうだ。そこで女性はこう言った。

「女性なのに経営をなさってとても立派です」

私はそうですね。と返したが、心にもやがかったものを感じ取っていた。

そう、それはこの女性の発した「女性なのに」という言葉だ。

私は女性がトップになること、リーダーになることに特に違和感・偏見は持っていない。

むしろ多いになるべきだと考えている。だが、このとき女性は「女性なのに」という言葉を使った。

そこに多くの偏見や社会背景を見てとれた。おそらくこの女性の生きてきた世界では男尊女卑がまだまだ多く浸透している世界なのだろう。その悔しさ、それに対抗しようという女性経営者を心底尊敬している様。

私はこの女性が発した

「女性なのに経営をなさってとても立派です」

というたった一言の発言から実に多くのことを感じ取った。その時気がついたのだ。

ああ、これが説明を含んだ強烈なセリフなのだと。

これを

「女性なのに経営をなさってとても立派です。だって、私たちが生きてきた世界では男の人がトップになることが当たり前の世界でしたから。今は女性の活躍も増えてきたと言いますけど、まだまだ男尊女卑の多く残る世の中ですから」

と言ったとしても別に悪くない。ただ、一言で伝えた時に比べるとこの文章には、皮肉さが欠けてしまっているように思える。つまり、女性の心情を伝えたいのであれば、たった一言の方がより心に入り込んでくるのだ。これを反対に

「女性なのに経営をなさってとても立派です。だって、私たちが生きてきた世界では男の人がトップになることが当たり前の世界でしたから。今は女性の活躍も増えてきたと言いますけど、まだまだ男尊女卑の多く残る世の中ですから。

でも、そもそもが間違っていると思いませんか?なぜ今のこの平成という時代にそのような昭和の風潮を残したがるのか私にはわかりません。そんなことを言っているのだから、日本という国は他の諸外国に比べて遅れをとってしまうのですよ」

と、長文であればあるほど、その人が熱っぽく語っていることが伺える。

これが作家として学んできているから反応できたのか、それとも学んでいなくてもその背景を掴み取ることができていたのかはわからないが、とにかく私は気がついた。

その背景や皮肉を込めたセリフにはより多くの説明を加えるよりも強烈なインパクトを残せることができる。説明は必要な時に必要な分だけあれば良いのである。

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