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『機会があればなんでも実際にやってみるといい。実際に体験して得られる教訓の多さにあなたは驚くはずだ』
今日は地域の太鼓引きの手伝いに参加してきた。
今までこういうのは遠くから見ているのみで、おーすごいなーと思うくらいの印象であった。
縁があって今日は当事者として参加する機会に恵まれたのだ。
この地域の祭では太鼓、お囃子(おはやし)、神輿の順に並び町内を回る。
先頭を行く太鼓は専用の太鼓車に乗せられ、その両脇には綱がつながれている。
大勢の参加者は両脇に並び、太鼓車を引く。
始まる前から子供達は太鼓を見て大はしゃぎだ。
「私も叩きたい」
「僕も綱を引く」
すぐに太鼓車には大勢の人が参加していた。
私は太鼓車の進行をサポートする手伝いを行った。
地域を歩き始めると、すぐご近所の方と出会った。その表情は明るく太鼓車が通り過ぎるのを微笑ましく見守っていた。
また少し歩くと別のご近所の方が玄関前で待ち受けていた。またも明るい表情で見守っていた。ありがとうと感謝しているようにも見えた。
休憩所につくとそこの家の人は参加者に料理や酒を大盤振る舞いしていた。その数は大量という言葉が似合うほどの量であった。
その後も歩いている間、すれ違う人は微笑ましい顔を見せ、休憩所では誰もが笑顔で飲み食いしていた。
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私はこの光景を何度か目にし、地域を歩き回るうちこう思った。
「地域の皆はこの日を待ちわびていたんだ」
あるものは太鼓の音を聞き、あるものは祭りの準備をし、あるものは大盤振る舞いの準備をするうち、今年もこの季節がやってきたのだなと実感する。
伝統の行事がやってくるたび、微笑ましい気持ちになるのだ。
こうして地域の皆は絆を深め、子供達には伝統や文化を教えることができる。
この日ばかりは大人も子供達同様はしゃぎ、日常から解放される。
地域のお祭りはそこに携わるもの全てを幸せにするのだ。
私は今まで遠くから眺めているだけだったので、このような状況となっていることは知らなかった。
もちろん、こういう側面があるなどとも知らなかった。
当事者として参加することで私に新たな学びをもたらしてくれたのである。
私も翌年以降、いつもの伝統を見るうち
「あぁ、夏がやってきたのだな」
と実感するのだろう。
本日の教訓
■当事者として参加してみることでしか見えない事実もある
傍目から見ていることと実際にやってみることでは得られるものは大きく異なる。
見ているのも楽しいが、機会があったら参加してみよう。
新たな教訓をあなたに授けてくれるはずだ。