ゲームに学ぶ人生戦略

挑戦は自分のレベルに合わせて選んだ方がいい。ゲームでも人生でも

更新日:

ゲームにおいて、レベル10の者がレベル15のクエストに挑むのは、ほぼ無謀に等しい。

レベル10の者が挑むべきクエストはレベル10のクエスト、無茶をしたとしてもせいぜいレベル12のクエストだ。
それ以上のクエストを実行したところで、返り討ちにあうだけだろう。

ある時、ゲームにあまり詳しくない夢幻大好(むげだいすき)が博識剛志(はくしきつよし)の勧めたゲームをやっていた。博識は根っからのゲーマーで、ゲームの進め方は熟知している。

先にゲームをやっていた博識は現在、中級者レベルにまで上達。一方夢幻はまだ始めたばかりの初心者だ。
博識は着々とレベルを上げていっていたが、夢幻のレベルが一向に上がって来ないことに疑問が生じていた。

いったいなぜレベルが上がって来ないのだろう?
気になった博識は夢幻に直接聞いてみた。

「なぁ、夢幻。なぜいつまで経ってもレベルが上がらないんだい?」

すると、夢幻は少し落ち込み気味にこう答えた。
「敵が倒せないんだよ。僕には才能がないようだ」
それを聞いた博識がそれなら手伝ってあげるから一度プレイしている様子を見せてくれ。と夢幻に言った。
博識は夢幻のプレイを見て驚いた。

「どうして君は今レベル10なのにレベル15のクエストに挑んでいるんだい?返り討ちにあうだけじゃないか」

すると、夢幻はこう答えた。
「だって、早く君に追いつきたいんだ。早く追いつくためには強い敵と戦った方が、より経験値が入るだろう?
だから、なんとか倒せないかテクニックを磨いているんだ。でも、なかなか倒せなくて。僕には才能がないんだよ」

博識はその答えに唖然とした。
「それは才能とかではないよ。プレイヤーのレベルが低すぎて、ただ単に太刀打ちできないだけだよ。
経験は一夜にして得るものではない。コツコツと積み上げたものが、経験値として蓄積していくんだよ。すぐに追いつこうと思って、自分のレベルも把握しないで、無謀な挑戦をしてはいけないよ。
いきなり遥か上ばかり見てても、いつまで経っても上達しないし、傷付くだけだよ。
今のレベルにあったクエストをして、順々にレベルアップしていこうよ。それが一番の近道だよ」

夢幻は自分がどのレベルにいるか見えていないことに反省した。
「そうだね。少し焦り過ぎてた。一歩一歩着実に進めていくわ。ありがとう」

こうして、夢幻は反省し、自分の身の丈にあったクエストをこなし、またレベルを上げていけるようになった。

さて、日常でこんな話を聞いたことはないだろうか?

早く一流になりたい。
スターになりたい。
有名になりたい。
一刻も早く!

こんなことばかり思っていて、大きなチャンスにしか目を向けず、大切にしなくてはならない小さなチャンスの積み上げを怠ってしまっている人を見たことがないだろうか?

一刻も早く有名になりたい。
一歩一歩やっている暇なんてないんだ。

そう言っている人がいたら、この話を教えてあげよう。ゲームと同様にビジネスもまた着実にレベルを上げていく方がいい。
普段10人程度の前でしか、芸をしていない人がいきなり10000人の前で芸をすることになったらどうなるだろうか?
客に何が受けるのかもまだ分かっておらず、極度の緊張に襲われる。きっとうまくいかずにチャンスを潰すだろう。
焦らず、だんだんとレベルアップしていくことが近道なのである。

本日の教訓

■今の自分にあったレベルのクエストを行おう
今の自分の実力以上のクエストを行おうとしても、労力を消耗した割には効果は見合わないことが多い。
早く売れたい!と焦る気持ちをぐっと抑えて、着々とレベルアップしていこう。

おすすめ記事一覧

-ゲームに学ぶ人生戦略

Copyright© ストーリーテリング.com , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.