創業物語

起業生活スタート。しかし、その夢は儚くも散ることとなった

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商社営業マンとして1年が経過した2008年春。
転機は突然訪れました。

先輩があるビジネスモデルを思いつき、その検証しようとゴールデンウィークに市場調査を行うことを提案してきました。

私たちは準備をし、調査に乗り出しました。
結果は大反響。私たちは大いに喜びました。

すると、その反響で手応えを感じた先輩はこのモデルはいける。と確信し、2年後ではなく、今すぐ起業することを提案。

そしてなんと、翌月には本当に会社を辞めてしまいました。

私はびっくりしました。

3年間は営業スキルを学ぶと聞かされていたので、起業の準備もろくに出来ておらず、資本金も十分に用意できている状態とは言えなかったからです。

しかし、先輩はもう本当に辞めてしまっていたので、私もなんとか退職しました。

こうして、準備もままならないまま、2008年8月、私の起業生活はスタート。

はじめの半年間はひたすら準備に追われ、1日12時間以上朝から晩まで働き、1日も休むことなく、作業に没頭していました。給料は生活出来る金額に少し余裕を乗せた月収12万円。

それでも、私は充実した毎日に初めて心躍る感覚を覚えていました。

やりたいことをやれるってこんなに楽しいんだ。そう強く思っていました。

周りの人は休みのないこと、給料の低いことによくやっていられるね?という顔をしていましたが、私にはそんなことは関係ありませんでした。

やりたいことをやれていることが楽しくて仕方がなかったのです。毎日が短く、早く次の日が来ないかなと待ち遠しいほどでした。

しかし、1年が経った頃、どんどんと積み重なる課題の山に追われ、次第に場の空気はピリピリとしたものに変わっていきました。先輩との仲の良かった関係も次第に悪化していきました。

お互い余裕がなくなり、関係が最悪になった頃、些細な価値観のズレから、今まで溜まっていたものが一気に爆発。

私は創業から1年8ヶ月後、会社を去ることになりました。私の夢は儚くも砕け散ったのです。

それからは何もやる気が起きなくなり、家に引きこもりました。やりたいと思えることが何も見つからず、働く気が起きなかったのです。

1ヶ月は引きこもりましたが、あまりにも暇だったので、どうせなら今しかできないことを夢にしよう。

そう思い、今度は「世界一のキックボクサーになる」という夢を描きました。

私は起業後、忙しさを理由に辞めてしまいましたが、営業マン時代、キックボクシングにのめり込んでいたのです。そして、やるのなら世界一を目指そうと無謀な夢を立ててしまったのです。しかし、今度はたった4ヶ月で、無理だと悟り、その夢は砕け散りました。

私はわずかの間に2度も夢に破れ、心がボロボロになりました。

目標も夢も持つことができず、自分がなんのために生きているのか。それすらもわからなくなりました。

そして、貯金も底をつき、とうとう働く気も夢も目標もないまま、就職活動をすることになりました。

これが、さらなる転落の始まりだったのです。

本日の教訓

■決断したら、即行動を起こそう。

私の先輩は決断したら、すぐさま行動に移した。そして、起業をすることが出来た。大抵の人は決断をしても、まだ準備が足りない。まだ準備が足りないと準備をして人生を終えてしまう。行動しよう。

■どんなに忙しくても余裕を持つ心がけを行おう。

私たちはお互い余裕を全く持つことが出来なかった。すると、次第に場は険悪なムードに包まれた。どれほど仕事をこなそうとこなしきれない時もある。
時には、踏ん切りをつけてきっぱりと諦めよう。また、ゆっくりとこなしていけば良いのだ。

■夢を持とう。目標を持とう。

やりたいことが本気でやれている時、毎日が短く感じるほど、充実した感覚を味わえる。夢を持とう。目標を持とう。夢や目標はあなたの活力となる。

■だが、夢は儚く散ることもある。

夢は時に残酷で、諦めなくてはならない時もある。儚く散ってしまった時の絶望感は計り知れない。しかし、それでも常に希望を持ち続けよう。新たな夢を描こう。この後に続く話だが、私は人生の底に転落しても、常に夢を抱き続けた。そして、今また新たな夢を見つけることが出来た。

夢を描こう。

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