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仕事は褒められるためにやるのではない。しかし…

『頭で理解しているからといって、それを素直に受け取ることが出来るとは限らない』

長年、アシスタントマネージャーとしてマネージャーの補佐を務めるOは日々つまらなさを感じていた。

Oは多少ミスをしてしまうものの、そこそこうまく仕事をこなせているという自負はあった。
自己犠牲を払うこともいとわず、ミスをしてしまった時はその3倍働く努力を重ねていた。

しかし、Oは自分の中にその情熱が欠けていっていることを感じていた。

前よりも頑張ろうという意欲がなくなってきているのだ。

Oにはその原因がわかっていた。
上司であるマネージャーからの度重なる叱責にうんざりしていた。

マネージャーは減点方式の人間だった。
出来て当たり前という基準で物事を見ていた。
そのため、上司は一切Oを褒めることはなかった。

しかし、ミスをした時は決まって叱責していた。
このことにOはうんざりとしていたのだ。

「仕事は褒められるためにやるわけではない」

Oはいつもこう思っていた。
誰から認められなくても、淡々と仕事をやり尽くすのみ。人から褒められないことは何も気に留めていなかった。

だが、あまりに減点ばかりされるので、Oはイライラを募らせるばかりだった。
そして、仕事に情熱を持つことが出来なくなり、つまらないと感じるようになってしまった。

Oは言う。

「仕事は確かに褒められるためや認められるためにするものではありません。

だからと言って、ミスをした時にのみ叱責する上司のやり方には気が滅入ります。私も人間ですから。

誰も怒られるために仕事なんてしたくありませんよ。怒られることやミスした部分にだけフォーカスされて、つまらない思いをするだけなら、なんのために仕事をしているのだか。

上司は私を完璧な人間に仕立て上げるためにそうしているのかもしれませんが、私ははっきり言ってうんざりとしています。

きちんとしたフィードバックを与えることが大切なのだなと私は学びました」

その数週間後、Oは社を去っていった。

本日の教訓

■きちんとしたフィードバックを常に心掛けよう

褒めて伸ばすな、けなして伸ばせという話は聞いたことがあるが、これは果たして本当なのだろうか?と私は思う。

けなされ続けて、つまらない思いを植え付けるよりも、褒めて楽しい思いを植え付ける方がはるかに建設的になると私は思っている。

ただ褒めるだけでもけなすだけでもなく、適切なフィードバックを与えてあげよう。

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