1. 心の在り方
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どこか信用ならない青年

『たとえそれが気の利いたジョークだとしても、そう受け取られるとは限らない』

昔々あるところににこやかで誰からでも好かれるだろうと思わせる青年がいました。

青年は村中の人たちとよく話し、よく働き、よく笑っていました。この村で一番の人気者はきっと僕だろう。青年は自分でもそう思っていました。

そんな折、隣町から村人が交流を取りにやってきました。
青年はいつもの通り、にこやかに村人を招き入れると、二人はすぐに打ち解けました。

隣人は「とても好感の持てる青年だな」と交流が取れたことを嬉しく思いましたが、どこか違和感も感じていました。

「何か違和感があったな」

そう思いましたが、まぁ良いかと隣人はまた自分の村へと帰っていきました。

数日が経って、隣人はまた青年のいる村を訪れました。
この日も青年と楽しく会話を行っていましたが、また妙な違和感を感じ取りました。

「一体なんだろう?」

隣人は少し考えましたが、その答えは見つかりませんでした。
それから数日が経ち、隣人はまた青年のいる村を訪れました。

しかし、青年以外の人とも話がしたいと思った隣人は違う人と話をしようと声をかけました。

「やぁ、村人さん。僕は隣町に住む村人です。この村にいる青年はとても好感が持てて、良い青年ですな」と隣人は言いました。

その村人はとても言いにくそうな顔をして「うーん」とだけ、つぶやきました。
不思議に思った隣人は尋ねました。

「はて?何か問題があるのですかな?」

すると、村人が応じました。

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「青年はたしかに皆に笑顔を振りまき、仕事もよくできる。話もとっても面白い。だが…」

少しの沈黙が続いた後、村人はこう言いました。

「青年はよく人の悪口を言ってしまうんだ。本人にとっては単なるジョークなのかもしれないが、聞いている方からしたら、そうではない。

青年はとても仲の良い友人のことでさえ、悪く言ってしまうんだ。それも数分前まで会っていたのにもかかわらず。そんな青年の話を聞いていると自分もどこかで悪口を言われてしまっているのではないかと思ってしまってね。信用したいと思っても信用しきれないのだよ」

隣人は話を聞くなり、自分が今までに感じていた違和感の謎がなんだったのかにようやく気がつきました。
たしかに青年は隣人と話している時も村人の悪口を冗談交じりに話してきていたのです。初めて聞いた時、隣人は驚きのあまり目を丸くしたことを思い出しました。

村人が言う通り、ほんの数分前には仲良く話していた友達の悪口をためらいも無く言っていたからです。
青年は皆から好かれていると思っていましたが、実はそうではないことが判明したのです。

本日の教訓

■たとえ悪気のない冗談だとしても人の悪口を言うのをやめよう

よく話の流れや盛り上げるために、人の悪口を言ってしまいたくなる。

しかし、聞かされた相手からすると「もしかしたら、自分も同じように言われているのかもしれない」とあなたのことを疑いの目で見るようになる。そして、次第にあなたは信用を失うことになる。

そうならないためにもたとえそれが話を盛り上げるジョークだとしても、言うことを避けよう。

悪口を言えばどこかで自分に返ってくるのだ。

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