諦めることで見える新たな道

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『諦めるというのはネガティヴなことだけでない。諦めることで新たな道が光り輝く。』
私には夢があった。
イノベーションを起こし、世界を変える事業を作るんだと。
これ以外のことはやりたくなかった。
小さくとどまるのではなく、大きなことがしたかった。
周りからチヤホヤされたかったわけではない。
莫大な富が欲しかったわけでもない。
多くの人を救いたかった。
それには新たなものを創出し、世界を変える貢献が必要不可欠だと思っていた。
だが、本当はイノベーションを生み出すことが花形だったから求めていただけなのかもしれない。
私はその魅力に取り憑かれ、無茶な2年半を過ごしてきたのかもしれない。
最近は今後のことを含め、自分自身といろんな対話をしてきた。
「私は何がしたいのだろう?次はどんなことをしていこうか。
また誰かと組んで次なるイノベーション発見を目指す?いや、誰かと組んでやるのはもう疲れた。
一からミッション(方針)を作ったり、売れる宣伝メッセージを作ったり、戦略を考えたりというのにも少し疲れてしまった。」
ビジネスに失敗はつきものだし、疲れたなどと言っていたらビジネスが出来るわけもない。
だが、どういうわけか、またやりたいとは思えなくなっていた。鼻息荒くイノベーションと言っていた自分は一体どこへ行ってしまったのだろうか。
「もしかしたら本当は…」
ここまで考え私は思いとどまった
このことを口にすれば全てが消えて無くなりそうだったからだ。
私は認めたくなかった。
だが、今回の解散で気がついてしまった。
薄々と感じていたが言葉にしなかったこと。
それは私には大きなことをやる才能がないということだ。
「ビジネスは才能ではないよ。やるかどうかだよ。」
そんな声が聞こえてきそうだが、はっきりとわかった。
私にはおそらく才能がない。
スタートアップで必要なことは忍耐力と決断力、そして実行力だ。
初期の段階ではこの実行力がスタートアップのカギを握るだろう。
何百社と営業に行く。
何百回と聴衆の前でスピーチをする。
クソだ。ガラクタだ。需要がない。と非難され、罵られ、恥をかき、それでもめげずに泥くさく勝ちへと歩み続ける。
「つまずきや後退など知ったことか。
勝つまでやるのみ。恥なんていくらでもかいてやるさ。最後に笑っているのは私だからな。」
これこそがスタートアップに必要な実行力だ。
私にはこの実行力がなかった。
営業に行くのが、人前でスピーチするのが怖いのだ。
それでも何度か実践した。
しかし、その度心臓が激しく鼓動する。
頭では必要だとわかっていても身体が言うことを聞いてくれなくなる。
そのうち私はチャレンジすることを辞めてしまった。
結局私はスタートアップビジネスに向いていないのだ。だが、口にすることでわかったこともあった。
それよりもどちらかと言えば、こうして文章を書いていた方が心地良いということだ。自分の売り込み、宣伝競争などを一切考えないでのほほんと自分のペースで更新を行う。
こっちの方がよっぽど自分にあっている。
人前に立ち、大きなことをし、新たなものを生み出すことが私の使命であり、やらなければならないことだと思い切っていたが、そんなことはなかった。
私はひっそりと一人でストーリーを書いている方が苦痛もなく楽しい。楽しいということは向いているということだろう。
今は作家としての道を歩み出そうと試みている。それで多くの人を救えるのなら、ビジネスの大小は関係ないということに気がついたのだから。
本日の教訓
■向いていないことを無理にやる必要はない
メジャーで皆がやっているからという理由で自分に合わないビジネスを無理して行う必要はない。
何か違うな。長くやっていてもストレスを感じるな。そう思うのなら、あなたの目指すべきフィールドは他にあるというサインだ。
時には夢を諦めることも新たな夢を追いかけるためには欠かせない。自分に向いているビジネスをしよう。
思っていた未来とは違うかもしれないが、自分を活かせるビジネスは最高の未来だ。
思い切って諦めるのも悪くない。
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