成長

心の通わない英会話教室の行方

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『やる気のないものをいくらやらせようとしても成果は得られない。やる気になって初めて学びは生まれる。』
3歳の頃、私は親に連れられてある英会話教室に通い始めた。
通い始めた頃は何が何だかわからず、英会話を習っているという感覚はなかった。私はただただ、教室内で友達とおふざけばかりをしていた。
それでも教室には週に1回、私が中学生になるまでの9年間通い続けた。
親がこの先、英会話が必要になる。
そう思い、幼い時から習わせてくれたのだろう。
幸運にも3歳の頃から通い続けて、その歳まで継続していたのは私ともう1人の友達だけだったそうだ。
先生は日本人だったが、年に一度外国人と会話するという試験もあり、本場に触れられる良い教室だった。
英検も受けさせてくれた。
クリスマスになると、学びが楽しくなるようにと大勢の生徒が集まり簡単な英語のスピーチやゲームを行うクリスマス会も開いてくれた。
幼い時からこのようなところへ通わせてくれた親には感謝しなくてはならない。貴重な投資(それもまあまあ高い)を継続して行ってくれていたのだから。
といってもこれは大人になった今だから言える言葉だ。
当時の私にとってこの英会話教室は地獄でしかなかった。

まず何よりなんのために英語を学んでいるのかがわからなかった。
わからないから当然つまらなかった。
私はただ親から行けと言われていたから通っていただけに過ぎなかった。
つまらないし、やる気もないから辞めたいと何度も親に要求した。
しかし、親はこの要求をことごとく跳ね除け私を教室へと通わせ続けた。
その間は苦痛でしかなかった。
やる気も学ぶ気もないのに、なぜやりたくもないことをやらなくてはならないのかが全くわからなかった。
何度も何度もそのことを伝えたが、辞めさせてはもらえなかった。
そして中学生になった時、ようやく私の辞めたいという要求が通り、無事辞めることができた。
こうして憂鬱で退屈な地獄の9年間に幕を閉じることができた。
では、そこまでして通いつめた私の肝心の英語力はどうなったのか?というと…
これが全くと言っていいほど、身に付かなかったのである。
9年間も習っていたにも関わらず、私の英語力は同級生の中でも並といったレベルだった。スピーチに関しても思いっきりカタカナ英語なのだ。
私はただ教室に通っていただけで、いつも上の空だった。授業中は「つまらないなぁ。早く終わらないかなぁ。」としか考えていなかった。
だから、何も身に付かなかった。
もっと真剣に英語を人生に活かすんだ!と熱を入れて学んでいたら、結果は大きく変わっていたことだろう。
しかし、当時の私にはそのような情熱は微塵もなかった。
こうして私は9年という月日と教室に通ってじっくりと学ぶという貴重な機会を無為に過ごした。
このストーリーから四つの教訓を学ぶことができる。
一、やる気がなければ何も身に付かないこと
私は9年間も習ったのにも関わらず、自分でも驚くほど何も身に付かなかった。やる気がないといくら丁寧に教えられたところで右から左へと流れていくだけである。
やる気がないものをやろうとしても無駄なのだ。
二、学ぶ目的(ゴール)を明確にしなくてはならないこと
私は何のために英語を習っているのか全くわかっていなかった。将来のビジョンも全く見えていなかった(3歳なので当然だが)
ゴールが明確でなければ、何を主体的に学んで行けば良いのか見当もつかない。ただ頭に入れているだけとなる。
それでは成果も上がらないだろう。
何かを学ぶ際にはまずゴールを明確にしよう。
なぜ私はこれを学んでいるのか?
これを学んだことでどのような人間になりたいのか?
何に活かしていきたいのか?
もし子供に教えるのなら、どんな楽しい未来になるのかじっくりと話し合って決めよう。
三、無理にやらせても無駄だということ
親や上司がいくら今後の役に立つからといって断行したとしても、子や部下にやる気がなければ、何も意味をなさない。
ただ時間と資金を浪費するだけだろう。
まずはその気にさせることから始めなくてはならない。
それでもその気にならないのなら、諦めた方がいい。はっきりいって無駄に終わる。
四、向いていないと思ったらさっさと辞めること
人はよく何かを辞めようとすると
「せっかくここまで頑張ってきたのだからもっとやりなさい。今までの事が全て無駄になるから。」
と言う。
だが、私から言わせてもらえればそれこそが無駄である。おかげで私は9年間も無駄に使ってしまった。合わないものをいくらやろうと合わないのだ。
それならば今までのことが無駄になると知ったとしても即刻切り上げなくてはならない。
本日の教訓
■要はやりたいと思うことをやらせてあげようということである
結局のところ、人はやりたいと情熱を燃やしたものしか大した成果は上げられないのである。
上から無理やりやらせるのではなく、本人・自らがやりたいと思ったことをやった方が良いということだ。
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